勤務医時代に知っておくべき「歯科医院開業への道」

研修終了後、5年で開業した現役院長による「誰も教えてくれない歯科医院開業」のアイデアとヒント。

②目標と目的を明確化する為に、分析しSTEP化させる

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術者としての自分、研究者としての自分こそが「自分で考える自分の仕事姿」かもしれません。ここで重要なのは「院長として個人事業主としての自分の確立」です。

 

業績や経験年数だけで独立すべきではないです。どんな組織にして、何を発信・啓蒙・診療していきたいのかがはっきりとしていないと、自分がどこに向かっていくのかが分からなくなります。目的地のない航海です。スタッフも、どこに向かえばいいのか分からなくて困ります。地図すらない航海です。船出だけにフォーカスして失敗してきた院長は、難破します。辿り着けたとしても、思っていた目的地ではない離れ小島かもしれません。経営破綻してしまったり、スタッフが一同に退職届を持ってきたなんて話も実際によくあります。

 

経営がうまくいってない金欠の時期に、歯科医師ではないコンサル会社の催す経営セミナーに高額なお金と時間をかけたりしていては、なかなか早めの打開策など生まれません。悪循環で、本末転倒です。何のために、どのような方法で執り行うのかを今一度思考を固めましょう。

 

目標や、目的の本筋さえ確立されていたら、その後は縦横無尽に変更したって構わないと思います。有言実行も大切ですが、多動性を持って、飽きたら辞めて、間違ってたら辞めて謝って、院長自らと医院の力の本質を伸ばしていくに他ならないのです。

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「やりたい事」と「求められる事」の両方を乗りこなして行く事が「事業」です。私が、尊敬する院長や個人事業主の皆さんの多くは、この両天秤を上手く把握して、トライ&エラーをハイスピードでかつその時納得できるまで行なっています。かのエジソンも「失敗などしたことがない。上手く行かない事が解っただけだ」と、ポジティブな考えを持っていたようです。

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はじめは模倣しつつ、自分にしか出来ないオリジナルスタイルをイメージして
目指すのが一番です。誰かみたいな何かを求めているのではなく、自分らしく自分ならではの歯科医院を創ってください。

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立川北デンタルオフィス院長 櫻田 博雅
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