勤務医時代に知っておくべき「歯科医院開業への道」

研修終了後、5年で開業した現役院長による「誰も教えてくれない歯科医院開業」のアイデアとヒント。

③本気の「意見」を乗せた言葉で話す

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そして、言葉を「ただのコミュニケーションツール」にするのではなく「相互理解を深める方法」にする為に、まず「自分の意見を育てる」必要があります。未熟な意見を相手に伝えても、理解しにくく真意が伝わりません。自分で考え抜いた意見を「言葉」にすべきです。

 

「言葉は思考の上澄みに過ぎない」事を理解しておく事です。本質として相手が聞きたいのは、話し方や言葉そのものではなく『意見』そのものです。そして、意見に「想い」を乗せないと重みがなくなります。切実さや必死さが、求められています。話術だけのコンサルが上手な人もいますが、上手くいかなくなった時にトラブルに変化していきます。
 
理解レベルを把握する事
不理解・誤解➝理解➝納得➝共感・共鳴
 
言い回しなどの「話術・交渉術」もあるに越した事はないですが、胡散臭くなったり付け焼刃感が出ます。ここで必要なのは「交渉学」であり、相手の背景に合った「本質的に個々の患者に沿った診断説明と治療方法の模索」が必要不可欠なのです。どうやって、腹に落ちるまで会話を進めていくかは「本気度」で決まります。
 
患者さんの「自主性を引き出す」ように接する事が重要です。スタッフマネジメントにも言える事です。患者さん自らが「治したい」と思ってもらえるような対応が必要なのです。
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昔から、「神は細部に宿る」と言います。目立たない細部にも手を抜かず妥協せず完璧に仕上げてこそ全体の完成度に繋がるとの事ですが、「意見も細部に宿る」のです。もし、なんとなく会話して説明しているのであれば、意識的に意見交換にしていく事で道は拓ける可能性があります。

 

立川北デンタルオフィス院長 櫻田 博雅
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