勤務医時代に知っておくべき「歯科医院開業への道」

研修終了後、5年で開業した現役院長による「誰も教えてくれない歯科医院開業」のアイデアとヒント。

②⑤自院でどこまで診療の幅を広げて治療をするか

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勤務医時代は、インプラント治療をしていたけれども、自分の責任になった開業時分に思い切って辞めた先生も居ます。作戦は院長先生次第なのです。

 

私が昔勤務していた2医院。考え方が全く異なりました。

A歯科医院では、全ての治療を自分でやりなさいと言われました。水平埋伏難抜歯でも口腔外科に送らず逃げずに診療するのが歯科医師の責任だと仰ってました。「全ての治療をここでやってくれると評判になる」という考え方です。

B歯科医院では、保険点数250点で紹介状書いた方がいいと言われました。「時間がかかるほど、痛みが出て腫れて、術後疼痛も少なからずある。虫歯の処置などとは異なり、抜いてもらってありがたいとはなかなか思われない。抜かれたという印象になる症例は自院では行わない」「餅は餅屋で、いい先生を紹介する事で自分がやるべき事を他にやろう」という考え方です。

どちらが正解って訳でもないでしょう。院長先生、主治医の意向次第です。それを院長が大きな方針で選んでもいいと思います。代診の先生の考え方もヒアリングしておくべきでしょう。

 

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保険の抜歯でも、インプラント、歯周外科、マイクロエンド、コーヌスクローネ、吸着義歯、セレック、オールオン4、抜歯即時埋入、抜歯即時荷重、やるかやらないかの「選択」をすべきです。技術知識があれば導入すべきだと判断したのであれば、後で導入すればいいだけです。やらない理由をきちんと持つ事で、必要か不必要かが分かるようになります。

 

 

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当然、専門性の高い治療が出来るのに越したことはありません。不得意を得意にするのは素晴らしいことです。しかし、勉強効率が悪い割に、年に一度しかやる事のない診療を学ぶより、毎日行う治療の平均値レベルを上げていく方がより大切で効果的です。どの範囲まで、どのレベルで出来る様になりたいかを考えておくべきでしょう。
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立川北デンタルオフィス院長 櫻田 博雅

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