勤務医時代に知っておくべき「歯科医院開業への道」

研修終了後、5年で開業した現役院長による「誰も教えてくれない歯科医院開業」のアイデアとヒント。

⑧①ライフデザインとビジネスデザイン1️⃣

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開業、起業をするのにお金がかかる事を懸念する人が沢山います。堀江貴文さんの講演内容より知ったのですが、日本国民は平均的なライフステージを過ごし得ることで約1.7億円を使用しているようです。

 

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家族をもつと6500万円

家を建てると6000万円

自動車持って維持コストの総額4200万円

結婚式550万円(年間約60万人結婚し、10%以上が離婚し財産分与や養育費の支払いなどもしている)

合計1億7520万円かかるそうです👀。

 

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今年、生涯年収について調べた事がありました。凡その平均ですが、大卒平均生涯年収が3.2億円。中卒高卒で2.1-2.3億円。慶應大卒で4.4億円、東大卒で4.6億円と言われています。中卒高卒でも、理論的には何かを削れば生涯年収に収まります。質を上げたり、家族が増える程コストは当然かかります。何かを買ったり質を上げたり、結婚したり、子供を育てたりする前に、どれだけのコストがかかるのかをある程度見通しを立てた方が良いという話に共感しました。

 

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芸人のツッチーさんが「浮気は2億。2億失い大好きな子供にも会えなくなるほど良い女なんか居ない」と言ってました。この言葉はまさに、堀江氏が言ってる1.7億円と慰謝料の事でしょう。頭が良い人は気付いています。

 

平均年収1000万のGPで30年診療経営し続けたとしても、3.6億円で大卒の生涯年収より4000万円以上稼げることになります。個人事業主の場合は、借入返済もありますが経費もありますのでトントンでしょうか。年収1000万以下のGPは、大卒サラリーマンと実生活はあまり変わらないのかもしれません。歯科医師の厳しさもこれをみると分かります。

 

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ただ、年収2000万レベルになると、一気に7.2億円で慶應大卒よりも約3億円も超えていきます。ここが事業者として一流と二流の境目なのかもしれません。あくまで金銭的だけな指標ですが。慶應大卒の平均を軽く上回れる可能性すらある事に驚きました(が、子供を私立医学部歯学部に入れる事を考えたらトントン)。

 

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平均的な開業医の歯科医師の年収にはバラツキがあり、地方でも格差があるため開業医の年収の範囲は、300万円~2300万円と言われています。300万ではかなり厳しい事もわかります。平成29年度の勤務医を含めた平均年収は約1300万円とされています。40代がピークとなり右肩下がりとなるようです。

 

医師は勤務医が多いですが、平均生涯年収は4.3億円とされており、慶應大卒と同程度とされています。

 

当然金儲けのために仕事をするだけではないですが、診療のためだけに開業するだけでも未来永劫とは言えません。成長率を高めていける目標設定と、目標へのベビーステップ化を作ることが重要だと思います。

 

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それにしても、一般的な家庭と車と家を持つことが1.7億円もかかる事をみんなが事前に知っていたら、より慎重に人生をデザインしていたかもしれません。学生時代にそれを知っていたらもっと早く地に足ついた働き方や仕事の選び方をしていたかもしれません。それらを手に入れてから独立するリスクより、まだ何も持っていない状態で周りに迷惑かける前に独立する事がとても有効だと気付かされます。学歴社会の終焉についてもよく話題に上がりますが、終身雇用制度が終焉を迎えたところもありますが根強く残っています。

 

当然、二流企業に成り下がったところに居続け再就職に苦労する人もいれば、一念発起でベンチャーで成功したり、長く外資系企業で活躍し大金持ちになる事もあるのであくまでピンキリあります。が、医師と比べてかなり減収と嘆いている歯科業界も暗くはありません。

 

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私自身二十代は、結婚前の三十歳を目処に開業し、軌道に乗せる事を一番に重きを置いて生きていました。リスクある独立をし、週6診療で、アフター9や休みの日くらいは、「全て自分のためだけに費やす」そんな日々が若い内に欲しかったからです。お陰で欲しい物は買い、沢山遊びました。そして、落ち着いてから結婚、出産育児、車を買い替え、社会保険導入。そしてこれから法人化にシフトし、五輪が終わり次第家を建てる予定でした(考え直して、実際は辞めました これについては後記します)。人生をデザインする事に学生時代から意識をしていた事が、功を奏したのだと感じています。親家族に頼らず子育てにも満足に投資出来るようにマネジメントにも心がけています。

 

卒後、大学院や留学する事も考えましたが正直お金もありませんでした。矯正科に行くかも迷いました。事情も色々あり、そうした場合都外で開業をせざるを得ない可能性もあったので「借りは作りたくない」と思い孤軍奮闘していました。部活のOBの医院で働くコネもなく、肌に完全に合った医院で働く事も出来なかった事が逆に良かったので、自院のイメージがかなり出来ました。だらだらマンネリと勤務医を続けないキッカケにもなりました。

 

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実力不足の癖に、辛口で生意気な思考回路でしたが、「こんな準備不足な医院体制にしない」「人事にもっと徹底する必要がある 」「設備も器具も機材も勉強も運営方法も繋がりも足りない」「外観や内装もマネタイズの時点からデザインし、集患をデザインする」など思い溜め込んでいたものを開業しドンドン導入し、今まで働いていた医院より納得のいく歯科医院に構築しました。そりゃそうです。勤務先は、その院長や理事長がなんとなくデザインした医院。勤務医のためにデザインしている訳がありません。自力で切り拓いたお陰で、働く上で感じていたストレスも減り、自分もスタッフも患者さんも過ごし易い場所に出来ました。

 

インプラント否定派の先生もいれば、埋伏抜歯を紹介しないで自院でやるべきだと考える先生もいました。当然、私がマネジメントする医院では必要で適応ならインプラントもやりますし、埋伏抜歯は紹介が多くなりました。通院回数が多く平均保険点数自体が高い医院なので、埋伏抜歯は点数が当院には高過ぎますし一生懸命難抜歯しても「抜かれた 麻酔打たれた」と言われるリスクを減らす事を重視しているからです。代診が増え、平均点数が下がれば口腔外科医を招いて抜歯外来日を作る事は検討しています。

 

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逆算式で考え、問題点や課題を最適化した上で結果を出さないと意味がありません。このブログの②でも示した通り、目的地や地図や羅針盤も無い航海などしては沈没か難破確実です。目的地に対して、最短距離を取るのか、最短時間のルートを取るのか、寄り道をするのか、それすらもデザインするブレーンが必要不可欠です。

 

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どのような人生にしたいのか。どのような生活にしたいのか。どのような死に様にしたいのか。どのような事業にしたいのな。どのような組織にしたいのか。どのような仕事にしたいのか。それを、考える時間が圧倒的に少ない人が多いのです。

 

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闇雲に事業拡大などしても盛者必衰です。水は高いところから低いところへ流れ落ちます。それよりも高い成長率を目指した方が確実です。ミクロな視点はとても重要ですが、あくまで全体や先を見たマクロな視点も併せ持つ必要があります。

 

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私は、1日10分じぶん会議をよくしますが、自分、家族、組織に分けて展望を考える癖をつけました。とても有効なので、皆さんも是非イメージを拡げて見てください🎵

 

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