①① 資金調達と運用資金
「金融機関から借り入れをする意味」を考えた事がありますか？親から借りると、返済に遅れたり約束の額より減らせも出来てしまうので「甘え」が生じてしいます。否定はしませんし、金利も無かったり利点も多いですが、実は「社会的信用」も得られません。カード決済の支払いも、借り入れの返済も、滞りなく行っていると社会的信用が得られます。
国民金融政策公庫や、地銀は低金利です。親や親戚が顔効きのある金融機関もいいですが、コネクションがないと出来ません。この金利と返済期間で借金返済計画が決まります。金融機関は、最初は「本当に返せますか？」と疑念を持っているので貸し渋りもあります。しかし、円滑に支払う人には沢山貸して金利を得ようとしてきます。
金融機関から信用が出来れば、次の借入時の金利が安くなったり審査がスムースになったり、限度額が甘くなったり自由度が高く投資なども行えるようになります。無担保融資も可能になったりすれば、家を建てたりマンション購入時の融資もスムースになるかもしれません。がん保障や死亡保障があるプランもあるので調べてみましょう。
カード決済をしていると、カード会社の上限も軒並み上がります。大きな買い物も低金利で金融機関から借り入れをして、カード支払いをして、沢山のポイントやマイルを獲得できます。
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社会的信用は簡単には得られないので、開業と共にこちらの努力もしておくと、家を建てる際や分院展開も効果覿面です。ユダヤ人が作ったお金とは、そもそも「信用」を取引するツールです。借り入れの金利や額も「信用」と言えます。開業して終わりではなく、長きに渡って生業にしていくためには社会的信用は切っても切れない大切な事項です。
歯科医師でも現金で車を買う人も居ますが、カーローンでも金利2-3%程度です。余裕が大有りなら現金払いでディーラーに「現金だから割引してもらう」なんて事も考えられもしますが、借換時などでカーローンよりもっと低金利で借りれる場合もあります。
多くの日本人は借金を作りたがらない性分のようですが、国外的にはより「信用」という認識が強いです。養育費で私立入学金などが必要な場合、ポンっと100,200万円出せるキャッシュフローが必要になるので、車はローンにして自由度の高い現金は手元に置いておくか資産運用しておくのがベターと言えます。法人化の利点欠点などは後述しておきます。
開業当初は、窓口会計以外の入金は遅れて入ります。カード決済分は約1ヶ月後以降。社会保険などの残り7割や9割の保険金は2ヶ月後の入金になるので、運転資金も十分に取っておきましょう。内覧会の資金などについてはまた後述します。見せ金などで借入金を引っ張ったりなんて話も耳にしますが、私個人の見解としては「身の程にあった資金調達」の方がいいと思います。
なお、支払利息は経費となるので、なるべく支払い期間を長くした方が「流動資産を増やせる」ので資金繰りが悪化しにくくなります。
※余談ではありますが、銀行にとってATM手数料が稼ぎ頭でしたが、カード決済や電子マネー、仮想通貨やポイントやマイルなどの台頭、セブン銀行などの利便性のお陰で衰退しています。フィンテックですね。特に、地方銀行。金利と運で稼ぎたいので、起業家にお金を貸したくて貸したくて仕方がないようです。ただ、地銀が倒産合併などをする懸念もあると思うので慎重に資金調達しましょう。世の中は、どんどんキャッシュレスになっています。AmazonやApplePayなどが、どんどん力をつけていく事でしょう。しかし、銀行というシステム自体がなくなる事は当面はなさそうです。
立川北デンタルオフィス院長 櫻田 博雅
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