勤務医時代に知っておくべき「歯科医院開業への道」

研修終了後、5年で開業した現役院長による「誰も教えてくれない歯科医院開業」のアイデアとヒント。

2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

②① 領収書と会計

領収書は、可能な限りもらっておいた方がいいです。経費性の問題はよく顧問会計士や税理士と相談しましょう。 会食などの経費性は認められているので、誰と会食したかを裏面や、ノートに貼り付けた際に記載しておきましょう。かなり面倒な作業なので、このノ…

②⓪✅歯科技工士さんとの付き合い方・✴️求人広告と人脈からの紹介

️歯科技工士さんとの付き合い方 開業前に取引先を決めておきましょう。費用対効果が高い技工士を選ぶのが第一前提。安くて調整や再製が多いのはお勧めしません。金属代とチェアタイムの無駄と、患者信頼度が下がり、ストレスも溜まるので非効率的です。ある…

①⑨ ディーラーさんとの付き合い方🤝

ディーラーさんも、ホームページ製作会社も、歯科技工士も、公認会計士も税理士も、基本的に外注となりお付き合いし、一緒に戦ってくれる仲間です。しかし、お金がかかります。彼らも勿論商売なので、売上にならない事は「簡単に」はしてくれません。売上に…

①⑧院内レイアウトや内装設備投資について

️内装と設備投資内装は、開業した後からでもコストをかけれる部分が多いです。更に、劣化もするので、メンテ費用や改装も考えておくべきです。壁紙は、よっぽど気に入ったものなら構いませんが、抗菌や水拭き出来るものがいいと思います。白い壁紙は汚れが結…

①⑦ 歯科医院開業のための立地条件と工事

モール開業でなければ、1階が最低条件です。当院は、駅前のコンコース直結なので「ほぼ一階」なのですが、一階には敵いません。安くても、上の階は辞めておきましょう。人通りがある場所。隠れ家は、確実に隠れます。 ユニットは後から増設出来ますが、キャ…

①⑥開業時期とタイミング2️⃣ 期限を決めて自信と目的を見出してから開業する

根拠の無い自信は過信にすぎませんが、「自分との約束」を守った数だけ自信はつきます。対外的な評価は、お世辞や気遣いも含まれています。他人の評価や物差しは、一番大切なものではありません。自分自身がちゃんと信じられる力を持っていると自負出来る様…

①⑤ 開業時期とタイミング1️⃣30代がベストタイミング

金銭的には、「目標資本金貯蓄」「早過ぎず遅過ぎない診療歴」「実際の売上」を分析予測しましょう。「勤務医で月間幾ら売上られるようになったら開業を視野に入れる」でもいいとは思いますが、開業を決意してから実際の開業に至るまでは1〜2年の歳月がかか…

①④ 実際にはどのような経営の歯科医院が多いのででしょうか? −保険メインと自費メインのスタイル比較−

❶年間売上高が5,000万円未満の個人歯科医院では、材料費などの売上原価は約31%で、経常利益はわずか240万円(3.3%)程度と言われています。平均従業員数が約5名となっており、人件費が1,700万円で人件費率が46%。 1人あたりの人件費約300〜320万…

①③具体的に最低目標の売上を考える

自費収入が少ない医院では、最低でも1日20名の患者さんが必要です。1日1名500〜600点でも、10000〜12000点、10ー12万円。25日働いたとしても、250〜300万円程度にしかなりません。ここで、保険の人数を増やす努力をするか、自費診療の確率と人数を増やすのか…

①② 開業資金を現実的に考える •口座管理•バイアスを見抜きベストな設備投資を

️開業資金を現実的に考えるゴージャスな歯科医院を創りたい気持ちも分かりますが、ここで見栄を張りすぎて後から苦労する先生も少なくないのが現実です。CTも大分安価になってきましたが、症例数が増える見込みもない状態で使わないかもしれまいモノに安直に…

①① 資金調達と運用資金

「金融機関から借り入れをする意味」を考えた事がありますか?親から借りると、返済に遅れたり約束の額より減らせも出来てしまうので「甘え」が生じてしいます。否定はしませんし、金利も無かったり利点も多いですが、実は「社会的信用」も得られません。カ…

⑩何故、新患は来院するのか ー初診と問診票ー

初診の患者さんは、前の医院を辞めて先生方の医院に来た方です。問診票に、当院を選んだ理由を選択肢や明記出来る様にしましょう。問診票にひっそりと、「前医が嫌になった理由があればご記入ください」と項目があると実に4割位の患者さんは記入します。明確…

⑨「イメージ」が最重要

自分の創り上げたい医院のイメージこそが最も重要で、必ずしも同じカタチであり続けないかもしれません。軸がズレなければ私は何だっていいと思います。昨日までやっていたことを、明日から変えられる力も重要です。常に最善最良のイメージを創り続け、そこ…

⑧勤務医時代にこそ学べる事を学ぼう

毎日会う院長には、質問出来るチャンスが毎日あります。折角、勤務医を雇用できる程度は経営が出来ている院長に具体的な質問を沢山しておきましょう。ここで聞けないと、自分で調べたり勉強する手間が何倍にも増します。技工士さんや、材料屋さんなどの業者…

⑦技術としての対話能力:エレベーターピッチと脳内映像

映画の予告編のように、15-30秒で伝えたい内容を端的にかつ、もっと内容を知りたいと思ってもらえる様な話術が「エレベーターピッチ」と呼びます。シリコンバレーのIT起業家達が身につけたスキルです。 エレベーターピッチを身につけるために、先ず「意見を…

⑥時短より高密度化する

電話で話した方がいい場合もありますが、メールやLINEやメッセンジャーで済む場合は、そちらで済ませる事で「相互的な時短」になります。作業や思考中は一切の電話を遮断しましょう。Eメールや電話などの冒頭分などを割愛できれば、速度も上がります。そして…

⑤ 備えあれば憂いなし 〜実行力とは書く事と調べる事を習慣化した人しか得られない力〜

小さな疑問点もすぐにメモし、すぐ調べる。仕事ができるようになっていく人は、確実にこれをしています。子供がなんで?なんで?と「何故と思う気持ち」があります。子供は、2ー5歳の間に約4万回質問するらしいです。そこまであった好奇心も、大人になると封…

④ タイムマネジメント〜時間は平等だが生み出せる〜

家に帰ってから寝るまでの間、何時間どう過ごしていますか?朝活とも最近では言われてますが、先ずは早寝早起きをお勧めします。夜は、無駄なTVやネットサーフィンはせずに寝る事でかなり早く1日を終わりにできます。時間制限をするのも良いでしょう。 最重…

③本気の「意見」を乗せた言葉で話す

そして、言葉を「ただのコミュニケーションツール」にするのではなく「相互理解を深める方法」にする為に、まず「自分の意見を育てる」必要があります。未熟な意見を相手に伝えても、理解しにくく真意が伝わりません。自分で考え抜いた意見を「言葉」にすべ…

②目標と目的を明確化する為に、分析しSTEP化させる

術者としての自分、研究者としての自分こそが「自分で考える自分の仕事姿」かもしれません。ここで重要なのは「院長として個人事業主としての自分の確立」です。 業績や経験年数だけで独立すべきではないです。どんな組織にして、何を発信・啓蒙・診療してい…

①若手歯科医師や、これから開業を考えている人に向けたブログを開設しました。

若手臨床家の皆さんに向けて執筆する事にしました。 立川北デンタルオフィス院長の櫻田博雅です。宜しくお願いします。 昭和大学歯学部を卒業し、現在歯科医師12年目。JR立川駅徒歩1分の場所に開業し、6年半が経ちました。嬉しい事に、沢山の同期や後輩の開…