③⑤歯科保険医とその他の商売の違いに気がついていますか？？ - 勤務医時代に知っておくべき「歯科医院開業への道」

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歯学部には、とても裕福な家庭で育った人も沢山居ました。会社員がひっくり返っても買えない高級外車で通学している人も結構居ますよね。家が裕福でも子に無闇に大金を渡さない教育をしていた親を持っていた貴方はとても幸せです。反対に、「放任過保護」と言われる「働きもしないのに大金を親にもらって生活」していた人は歯科医師になり大変な想いをしたかもしれません。そして、留年浪人を繰り返し歯科医師になれずにいるのかもしれません。

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アルバイトはとても重要な経験値の1つです。体育会部活動とアルバイトが両輪と言っても良い程、全ての仕事をする人にとっての重要な経験です。（私個人は別の活動を色々していたので部活はやっていなかったのですが、その話はまた今度にw）仕事の対価としてのお給料。その概念を初めから理解した状態で歯科医師になった方の方が、その後の経営センスが増していきます。

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特に、保険医療制度がいいのは、3割負担の患者さんに1000点の診療をしたら、1万円の価値があるのに、患者さんは3000円しか窓口負担しないことです。当たり前のことですが、医療以外の他の業種にはありえない事です。1割負担や医療費がかからない方までいます。

美容院で例えると、1時間かけて、髪の毛をシャンプーカットブローセットして、5000円程度です。2〜3時間かけてカラーやパーマをかけても2ー3万円程度です。勿論、技工代や材料費もかかりますが、負担額が低いという大きなメリットもあります。

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美容院は、渋谷区では年間100軒以上出来て、100軒以上廃業に追い込まれているようです。歯科医院の方も沢山ありますが、新規開業で即廃業は少ないと思います。美容院を流行らせる努力よりも、経営努力としてはかなり低い努力で経営安定は出来ます。飲食店も同じ様な事が言えます。

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私自身、高校時代は花屋と郵便局、大学時代はダーツバーなどのバースタッフやイベント会場スタッフなどを経験しました。「人・物・金」の動きに多く触れて、人をおもてなしする仕事の経験が今の仕事にも活かされています。アルバイト経験もなく、部活経験もなく、大学病院でひそやかに診療をしていた先生のコミュニケーション能力は低くなりがちです。当然、患者さんからの人気もなかなか出ません。

※余談ではありますが、本当に優秀な学生が安い時給で働くことなんて馬鹿馬鹿しいとホリエモン氏が昔言ってました。どうやってお金を生み出すかを考える時間にあてたほうがよっぽどいいと。それも1つだと思い感心もしましたが、歯科医院はチーム医療で接客業で医療行為をする現場です。接客業を通じて覚えられる社会性もあるので、どちらにもメリットがあると思いますが、私個人的には接客業をお勧めします。

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元々の国家資格や診療スキルや内装や機材費用を抜いて考えると、接客業そのものとしては、飲食や美容業界と似ているところが沢山あります。ところが、歯科医院が廃業に至るほどの失敗にはなりにくいのです。すぐに廃業する歯科医院のほとんどは、一般的なサービスが出来ない場合と立地が悪すぎる場合がほとんどです。一流のサービス業を実際に体感してみて、取り入れられるものをドンドン取り入れていきましょう。

そして、窓口差額分の保険収入は二ヶ月後に確実に入るので、未回収にはならないのもいいところです。

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