勤務医時代に知っておくべき「歯科医院開業への道」

研修終了後、5年で開業した現役院長による「誰も教えてくれない歯科医院開業」のアイデアとヒント。

④ タイムマネジメント〜時間は平等だが生み出せる〜

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家に帰ってから寝るまでの間、何時間どう過ごしていますか?朝活とも最近では言われてますが、先ずは早寝早起きをお勧めします。夜は、無駄なTVやネットサーフィンはせずに寝る事でかなり早く1日を終わりにできます。時間制限をするのも良いでしょう。

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最重要項目は、「通勤時間に追われない」。通勤時間を短縮できる場所に、引っ越せるのであれば引っ越す。居易やすい場所に開業するのも効果的な一手です。「就業開始時刻の逆算」で朝を始めると、先ず到着するまでに疲れます。一日の体力と気力と活力を朝失ってしまうのは、勿体無いです。余裕を持つ事で、最も脳の生産性が高い朝に考えるべき事をこなしておく事をお勧めします。

 

一日のアポイントを朝、可能なら前日や一週間前に把握し、予定を立てる。合間の時間を有効活用し、仕事の「高密度化」を図り最大値を出しましょう。合間に、ジムでワークアウトやジョギングをしたり、整骨院で身体のメインテナンス、医学書を読んで勉強、好きな書籍を読んで脳活、美容院で身も心もリフレッシュ。このような上手に時間を使えるようになる事が重要です。「終業後や休日」にしていた事を出来るようにして、「時間を生み出す」事が可能です。

 

IT企業などでは、昔は社員に1時間のランチタイムを与えていました。1時間かかる理由は、社外に出て、店を選び、オーダーして、食べて帰るからです。時給1万円以上の社員の30分は5000円以上の価値があると判断した会社は、社員に毎日無償で食事を提供する代わりに30分でランチタイムが済むようになったそうです。

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ケータリングサービスの事業主の話によると、近頃では朝食のケータリングも増えたそうです。ただの福利厚生ではなく、1日の時間管理と勤務時間に最大値が出せるように根回しをしているのです。勿論、社員食堂などがあるところもありますが、「不味い」と本末転倒ですし、人員確保や場所が必要になるのでケータリングサービスは会社にとっても有効ですね。

 

 話は戻りますが、開業準備は〇ヶ月前と決まってないので、思い立った時から「一日30分毎日開業についてだけ考える時間」をつくったりするといいでしょう。特に、『じぶん会議』を強く勧めます。自分の一日に10分アポイントを前もって入れておくことで、スマホを見てだらだら過ごして消化してしまう10分を「建設的な時間」に変えられるのです。

※1日10分 「じぶん会議」のすすめ https://www.amazon.co.jp/dp/4866210257/ref=cm_sw_r_cp_tai_FCyxAbKY61RRR

 

 

f:id:Agenda03:20180116140416j:image「自分と家族の1年後、5年後、10年後、老後、時間を生み出してやりたい事、逢いたい人に何の話を聞きたいか、5年継続して差別化できる活きた肩書をつけられるなら何をするか」などの目標や目的を具体的に設定し続けることで、本当に今自分が何をするべきかを明確化出来ます。

お気に入りのカフェでも、眺めの良い公園でも、毎日行きやすい自分だけの「聖域」を創り、そこで行うとより効果的です。院内でない方が良いです。通勤時間の電車内でも構いません。そこに居るとゾーンに入れるような特別な場所を創りましょう。
 
週一休みでも、午後半日ともう一日休むだけで、二泊三日のGUAMくらいなら実は毎月行く事も可能です。時間がないという人はタイムマネジメントを意識していないだけで、いくらでも作れるはずです。余暇を楽しみ、休養を取るためにも、仕事の高密度化を再考すると良いことばかり起きます。

心を亡くすと書いて「忙しい」と昔からよく言われますが、忙しい人程タイムマネジメントが上手く、暇な人程忙しいと思い込んでいる印象があります。「30分あったらやれること」など、この程度の時間があればやりたい事を事前にピックアップしておくと効果的です。人は、5件以上のタスクに追われると飽和するのです。仕事が多い人ほど、溜めずに即時的に仕事をこなしてゆきます。
 

立川北デンタルオフィス院長 櫻田 博雅
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