勤務医時代に知っておくべき「歯科医院開業への道」

研修終了後、5年で開業した現役院長による「誰も教えてくれない歯科医院開業」のアイデアとヒント。

①② 開業資金を現実的に考える •口座管理•バイアスを見抜きベストな設備投資を

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🅰️開業資金を現実的に考える
ゴージャスな歯科医院を創りたい気持ちも分かりますが、ここで見栄を張りすぎて後から苦労する先生も少なくないのが現実です。CTも大分安価になってきましたが、症例数が増える見込みもない状態で使わないかもしれまいモノに安直に投資するのは再度熟考した方が良さそうです。

 

インプラントやエンドの専門医などにとっては、CTは必須でしょう。友人の歯科医院や、近所に撮影出来る放射線科などがあれば、外注も出来ます。年に2回しか撮影しないのであれば必要はありません。当院も6年間外注しており、最近高スペックで安価なCTも出てきたので設備投資として購入を予定しています。欲しいからといって購入出来る人は羨ましい限りですが、返済計画も立てましょう。オーバースペックにならないように考えるのがコツです。

 

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しかし、満を持して強い気持ちで一念発起する事が出来るのであれば、最高の身の程知らずになれる可能性もあります。

 

 

🅱️口座管理

同じ銀行の預金口座を私は3つ持っていて、「自費」「保険」「借入返済」などと用途を分けています。自費と保険の入り方を通帳で一目瞭然なのもいいところです。WEB入金が出来る便利な世の中になったので、振替なども簡単に出来るのでお勧めです。

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自分や家族で入金しているのであれば構いませんが、スタッフにやってもらう場合は、先ず人選に気を付けましょう。通帳記入したところに、いつの売上なのかをペンで記入してもらうと分かりやすいです。都度、チェックしましょう。就業時間内に、釣り銭両替と同じタイミングでしてもらってます。

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ディーラーさん(材料屋)等もカード決済が可能な場合が多く、ポイントも付与されますし、利便性は高いと思います。助成金申請する時の機材導入の際は、カード決済では対応できず口座引き落としのみ対応のケースもあるのでよく調べてから支払い方法は決めた方がいいです。

 

©️バイアスを見抜きベストな設備投資を
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「開業支援」をしてくれるメーカーに開業地を斡旋してもらったり、開業準備セミナーなどに行くと、開業パックで機材などをそこから沢山買わなきゃいけなくなる事もあるので、任せるなら任せるなりに自由度は低くなります。所謂、紐付き支援です。本当はどこのどんな機材が欲しいのかを熟考してから購入しましょう。開業地を見つける手助けをする代わりに、そのメーカーの機材で揃えないといけないなんて本末転倒です。開業してから、皆口を揃えて失敗したと後悔をしています。

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メーカー主催の勉強会なども、スポンサードされているからそこの商材しか使えなかったりします。なので、講演している先生にとってもベストではないのだそうです。冷静な公平な目線ではなかったりします。最重要なのは、自分が診療する時にどうかなので、その辺もきちんと調べて体験出来る事は体験しておくべきだと思います。


イニシャルコストはかかるかもしれませんが、本当に必要なスペックの設備を揃えた方が、長く愛着を持つ事ができ、使用感も良く診療経営出来ると思います。


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立川北デンタルオフィス院長 櫻田 博雅

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