勤務医時代に知っておくべき「歯科医院開業への道」

研修終了後、5年で開業した現役院長による「誰も教えてくれない歯科医院開業」のアイデアとヒント。

⑤ 備えあれば憂いなし 〜実行力とは書く事と調べる事を習慣化した人しか得られない力〜

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小さな疑問点もすぐにメモし、すぐ調べる。仕事ができるようになっていく人は、確実にこれをしています。子供がなんで?なんで?と「何故と思う気持ち」があります。子供は、2ー5歳の間に約4万回質問するらしいです。そこまであった好奇心も、大人になると封じ思考停止する人も多いです。人は、環境によって好奇心が奪われたり、生まれたりするので、自分自身もスタッフにも好奇心が沸くような医院運営と体制を創りましょう。

 

業界外の、専門職の人と話すと、特に知らない言葉や仕事内容が沢山あると思います。それを知ったかぶりやスルーせず、知的好奇心に火をつけましょう。勿論、文脈から読み取ろうとしても、正確に分からない事は調べてみましょう。

 

※参考資料

子どもは40000回質問する あなたの人生を創る「好奇心」の驚くべき力 https://www.amazon.co.jp/dp/4334962149/ref=cm_sw_r_cp_tai_-tUxAbK4HMC81

 

 

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 そして、ネタ目を鍛えましょう。ネタが転がってないか、何かネタになるものがないかと常にアンテナを張り巡らしましょう。脳は使う程にヴァージョンアップするので、歩きながら感じながら生活をしてみると思いもよらないヒントで溢れていることに気がつくことでしょう。世界との向き合い方で、多くの気づきがあります。

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先ずは感じて、それを考えて、それから調べるのをお勧めします。スマホは、携帯電話の域を凌駕したパソコンです。分からない言葉なども、その場ですぐに調べられます。もし、会話中で相手がいるのであればその場で質問してみるのもいいでしょう。聞かぬは一時の恥です。そもそも、そんな大層な恥なんて多くはありません。皆さんが思っているよりも、仕事が出来て幸せな人は親切で、卑屈ではありません。否定的でネガティブな人の意見は基本聞くに値しません。

 

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引っ込み思案や思考停止になると、現在を生きていないも同然です。最新で最先端の情報も触れられる環境を整えておきましょう。常に更新すべきです。五十代以降になってからの変化は突然は出来ません。「梃子でも動かない世代」に成り下がり変化を嫌う前に、「変化をし続けるのが当たり前」の環境を、我々が若い内に創っていきましょう。変化の先に進化があります。20代で30代が決まります。30代で50代が決まります。40代で一生が決まります。

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メモを取る重要性。分かっていながら、スルーしてませんか?多くの勉強会やセミナーに出席しても、メモを取らない人が多いなあといつも思います。私は、全部覚えられるほど優秀ではないので、すぐにメモを取ります。

書き起こす事の重要性。文章に出来ないのであれば、箇条書きでもいいのです。スマホタブレットも便利で、私の場合はiPad ProとiPhoneのメモ機能やpagesを同期しているので、いつでもどこでもメモを取れるようにしています。

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書く事でアウトプットに慣れると、いかにその思考が断片的で脈絡もなく、流れる様に忘れてしまっている事に気がつきます。頭が一杯になる事が考えた事と勘違いしないようにするには、メモを取りそれをまた見たり眺めたりする時間を作る事です。バッグの中にiPad Proと小さなノートも常に2冊程度入れています。

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昔から、備えあれば憂いなしと言います。いつ開業しても良いと思いますが、開業する直前に全ての準備を始めるのではかなり遅く危険です。開業すると基本的には後には引けず、やらなければならない仕事が無限大に出来てしまいます。準備の少ない状態でなんとなく開業を望む人もいますが、多くは軌道に乗りません。処理能力に相当な自信がない限り、行き当たりばったりでは取り返しのつかない失敗をするかもしれません。

実際に、現実的に開業する前にこれを知っておけば良かったと思うことが本当に沢山出てくると思いますが、1日でも早く長く準備を開始しましょう。我武者羅でないと、それなり以下にしかなりません。「かもしれない運転」のように緻密な心配性位の心構えが丁度良いのです。

 

立川北デンタルオフィス院長 櫻田 博雅
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